logo
Published on

「AK8963」の使用例・応用例と注意点

Authors
  • avatar
    Name
    Shou Kawakami / 川上翔
    Twitter

「AK8963」は、三軸の磁気センサーモジュールであり、地磁気や方向を測定するために使用されます。以下に、AK8963の概要、使用例・応用例、類似モジュール、一緒に購入される商品、および注意点について説明します。

※モジュールの価格を比較 ▶ TemuAliExpress楽天メルカリ

概要:

  • AK8963は、Asahi Kasei Microdevices(旧称:AKM)によって製造された磁気センサーモジュールです。
  • 三軸の磁気センサーを搭載しており、地磁気の測定や方向の推定などに使用されます。
  • I2C(Inter-Integrated Circuit)やSPI(Serial Peripheral Interface)などの通信プロトコルを使用して、マイコンやマイクロコントローラーと連携します。

具体的な使用例・応用例:

  1. 方位センサー: AK8963は、方位や方向を検出するために使用されることがあります。例えば、コンパス機能を持ったデバイスやロボットの方向制御に利用されます。
  2. 位置推定: 地磁気センサーと組み合わせて、デバイスの位置推定や屋内位置測位に活用されることがあります。
  3. ジャイロスコープとの統合: ジャイロスコープと組み合わせて、慣性計測装置(IMU)として使用され、機器の姿勢推定や動きのトラッキングに利用されます。

類似しているモジュール:

  • HMC5883LやQMC5883Lなどは、AK8963と同様に三軸の磁気センサーを備えたモジュールで、同じような用途に使用されることがあります。

一緒に購入される商品:

  1. マイコンボード: ArduinoやRaspberry Piなどのプロトタイピングボードと連携するために使用されます。
  2. ジャンパーワイヤー: AK8963をマイコンと接続するためのジャンパーワイヤーが必要です。
  3. 外部電源: 必要に応じて、安定した電源供給が求められることがあります。

注意点:

  1. 磁場の影響: 周囲の磁場がセンサーに影響を与える可能性があるため、正確な測定には環境の影響を考慮する必要があります。
  2. キャリブレーション: センサーの正確な動作を確保するためには、適切なキャリブレーションが必要な場合があります。
  3. 取り扱いに注意: 静電気や機械的なストレスから守るために、適切な取り扱いが必要です。

AK8963は、位置検出や方向推定が必要なアプリケーションで広く使用されています。