Arduinoに「BMP280-」を接続し制御する

はじめに

Arduinoは様々なセンサーやモジュールと組み合わせて利用することができるマイコンボードです。この記事では、気圧センサー「BMP280」をArduinoに接続し、制御する方法について解説します。BMP280は気圧と温度を計測するためのセンサーで、気象計や高度計の構築に利用されます。

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1. BMP280の概要

BMP280は、気圧と温度を同時に計測することができるI2CまたはSPIインターフェースを持つセンサーです。このセンサーは非常に高い精度で気圧と温度を計測でき、小型で低消費電力なため、様々なプロジェクトで活用されています。

2. BMP280の接続

BMP280をArduinoに接続するには、以下のように配線を行います。

• VCC（赤色）: 3.3Vの電源
• GND（茶色）: 接地
• SDA（緑色）: I2C通信のデータライン
• SCL（青色）: I2C通信のクロックライン

3. Arduinoライブラリの導入

BMP280をArduinoで利用するには、専用のライブラリが必要です。Arduino IDEを開き、ライブラリマネージャーから「Adafruit BMP280」などを検索してインストールします。

4. Arduinoコードの作成

BMP280を利用するArduinoコードを以下に示します。

#include <Wire.h>
#include <Adafruit_Sensor.h>
#include <Adafruit_BMP280.h>

Adafruit_BMP280 bmp; // BMP280オブジェクトを作成

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  if (!bmp.begin()) {
    Serial.println("Could not find a valid BMP280 sensor, check wiring!");
    while (1);
  }
}

void loop() {
  Serial.print("Temperature = ");
  Serial.print(bmp.readTemperature());
  Serial.println(" *C");

  Serial.print("Pressure = ");
  Serial.print(bmp.readPressure());
  Serial.println(" Pa");

  delay(1000); // 1秒待つ
}

このコードは、BMP280から温度と気圧を読み取り、シリアルモニターに表示するものです。適宜、読み取り間隔や表示形式を変更することができます。

5. コードのアップロードと動作確認

最後に、Arduinoにコードをアップロードし、シリアルモニターで温度と気圧が正しく表示されるか確認します。正しく接続されていれば、BMP280からのデータが取得でき、Arduinoを用いてそれを活用することができます。

これで、ArduinoにBMP280を接続し、気圧と温度を計測する基本的な手順が完了しました。他のセンサーやモジュールと組み合わせて、気象観測装置や高度計などのプロジェクトを作成することができます。