Arduinoに「HTU21D」を接続し制御する

はじめに

Arduinoは様々なセンサーとの組み合わせで、様々なプロジェクトに利用できます。この記事では、湿度および温度センサー「HTU21D」をArduinoに接続し、データを取得・制御する方法について解説します。

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1. HTU21Dセンサーの概要

HTU21Dは、湿度と温度を同時に測定できるデジタルセンサーです。I2C通信プロトコルを使用してデータを取得します。このセンサーは、精度が高く、非常にコンパクトで使いやすい特徴を持っています。

2. HTU21Dの接続

HTU21DをArduinoに接続するには、4つのピンがあります。

• VCC（赤色）: 3.3Vの電源
• GND（茶色）: 接地
• SDA（白色）: I2Cデータライン
• SCL（黄色）: I2Cクロックライン

これらを対応するArduinoのピンに接続します。Arduino Unoでは、通常、SDAピンをA4に、SCLピンをA5に接続します。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開き、HTU21Dからデータを読み取り、シリアルモニターに表示するためのコードを書きます。

#include <Wire.h>
#include <Adafruit_Sensor.h>
#include <Adafruit_HTU21DF.h>

Adafruit_HTU21DF htu;

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  Serial.println("HTU21D Test");
  
  if (!htu.begin()) {
    Serial.println("Couldn't find sensor!");
    while (1);
  }
}

void loop() {
  float temperature = htu.readTemperature();
  float humidity = htu.readHumidity();

  Serial.print("Temperature: ");
  Serial.print(temperature);
  Serial.print(" °C, Humidity: ");
  Serial.print(humidity);
  Serial.println(" %");

  delay(1000); // 1秒ごとに更新
}

このコードは、HTU21Dから温度と湿度のデータを読み取り、シリアルモニターに表示します。適宜、表示の形式や更新間隔を変更することができます。

4. コードのアップロードと動作確認

書いたコードをArduinoにアップロードし、シリアルモニターを開いてHTU21Dから取得したデータが正しく表示されるか確認します。

これで、ArduinoにHTU21Dを接続し、湿度および温度データを取得するための基本的な手順が完了しました。このセンサーのデータを活用して、気象観測や環境モニタリングなどのプロジェクトを構築することができます。