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「CCS811」の使用例・応用例と注意点

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    Shou Kawakami / 川上翔
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「CCS811」は、二酸化炭素(CO2)および揮発性有機化合物(VOC)を検出するためのデジタル空気品質センサーモジュールです。以下に、CCS811の概要、使用例・応用例、類似モジュール、一緒に購入される商品、および注意点について説明します。

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概要:

  • CCS811は、アメリカのエヌヴィディア (NVIDIA) が開発したデジタル空気品質センサーで、二酸化炭素(CO2)および揮発性有機化合物(VOC)を測定することができます。
  • I2C(Inter-Integrated Circuit)通信プロトコルを使用して、マイコンやマイクロコントローラーと連携できるようになっています。
  • 精密なCO2濃度の測定が可能で、屋内の空気品質モニタリングやIoTプロジェクトに適しています。

具体的な使用例・応用例:

  1. 屋内空気品質モニタリング: CCS811は、室内の二酸化炭素濃度と揮発性有機化合物を測定して、空気品質をモニタリングするために使用されます。
  2. スマートホームシステム: 家庭内での空気品質モニタリングや、換気システムの制御に応用されることがあります。
  3. IoTデバイス: インターネット・オブ・シングス(IoT)デバイスやセンサーノードに組み込まれ、環境モニタリングに活用されます。

類似しているモジュール:

  • MH-Z19: 二酸化炭素濃度を測定するための別のCO2センサーモジュールです。
  • MQシリーズガスセンサー: 揮発性有機化合物や他のガスを検出するための一般的なガスセンサーモジュール。

一緒に購入される商品:

  1. マイコンやマイクロコントローラー: ArduinoやRaspberry Piなど、CCS811と連携するための制御ボードが必要です。
  2. ジャンパーワイヤー: センサーモジュールと制御ボードを接続するためのジャンパーワイヤーが必要です。
  3. 電源供給: センサーモジュールに適切な電源を供給するための電源が必要です。

注意点:

  1. ウォーミングアップ時間: センサーモジュールを初めて使用する際にはウォーミングアップが必要な場合があります。データの安定した取得のために、適切なウォーミングアップ時間を確保することが重要です。
  2. 校正: CO2濃度の正確な測定には、定期的な校正が必要です。メーカーの指示に従い、適切に校正を行うことが重要です。
  3. 使用環境: CCS811は一般的に屋内用途向けに設計されています。屋外使用には向いていないことに留意する必要があります。

CCS811は、簡単に使えるデジタルなセンサーモジュールで、空気品質モニタリングやIoTプロジェクトにおいて重要な情報を提供します。