Raspberry Piに「FS90R」を接続し制御する

はじめに

Raspberry Piは高い汎用性を持つシングルボードコンピュータであり、様々なセンサーやアクチュエーターを制御するためのプロジェクトに利用されています。本記事では、小型サーボモーター「FS90R」をRaspberry Piに接続し、制御する方法について解説します。

※モジュールの価格を比較 ▶ Temu ／ AliExpress ／ 楽天 ／ メルカリ

1. FS90Rサーボモーターの概要

FS90Rは、小型で信頼性の高いサーボモーターで、小型ロボットやDIYプロジェクトに適しています。PWM信号を使用して角度を制御し、連続回転が可能です。Raspberry Piとの接続は、一般的にGPIOピンを使用します。

2. FS90Rの接続

FS90Rには通常、三つの線があります。

• 電源（赤色）: 5Vの電源
• GND（茶色または黒色）: 接地
• 信号線（橙色または黄色）: PWM信号

これらを対応するRaspberry PiのGPIOピンに接続します。例えば、電源を5Vに、GNDをGNDに、信号線をRaspberry PiのGPIOピンに接続します。

3. Pythonコードの作成

Raspberry Piでは、Pythonを使用してFS90Rを制御することが一般的です。以下は、FS90Rが接続されたGPIOピンが17番だと仮定した例です。

import RPi.GPIO as GPIO
import time

GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(17, GPIO.OUT)

fs90r = GPIO.PWM(17, 50)  # GPIO 17をPWMモードで使用

fs90r.start(0)  # 初期化

try:
    while True:
        fs90r.ChangeDutyCycle(2)  # 0度に移動
        time.sleep(1)
        fs90r.ChangeDutyCycle(7)  # 90度に移動
        time.sleep(1)
        fs90r.ChangeDutyCycle(12)  # 180度に移動
        time.sleep(1)
except KeyboardInterrupt:
    fs90r.stop()
    GPIO.cleanup()

このコードも、FS90Rを0度、90度、180度に順番に移動させる簡単な例です。必要に応じて、角度や待ち時間を変更してください。

4. コードの実行と動作確認

Raspberry PiにPythonコードを保存し、実行してFS90Rが正しく動作するか確認します。正しく接続されていれば、FS90Rが指定した角度に移動するはずです。

これで、Raspberry PiにFS90Rを接続し、簡単な制御を行うための基本的な手順が完了しました。FS90Rを使用して様々なプロジェクトを作成する際には、他のセンサーやモジュールとの組み合わせも検討してみてください。