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Raspberry Piに「GP2Y0A710K」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Raspberry Piは豊富なGPIOピンを備えたシングルボードコンピュータで、様々なセンサーやデバイスを制御するのに適しています。この記事では、距離センサー「GP2Y0A710K」をRaspberry Piに接続し、制御する方法について解説します。

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1. GP2Y0A710K距離センサーの概要

GP2Y0A710Kは、赤外線を使って物体までの距離を測定するセンサーです。アナログ出力を持っており、距離に応じて変動する電圧をRaspberry Piで読み取ります。これにより、物体までの距離を簡単に測定することができます。

2. GP2Y0A710Kの接続

まず、GP2Y0A710KをRaspberry Piに接続します。GP2Y0A710Kには通常、三つの線があります。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • アナログ出力(黄色または白色): アナログデータ

これらを対応するRaspberry PiのGPIOピンに接続します。

3. Pythonコードの作成

Raspberry PiではPythonを使用してGP2Y0A710Kを制御します。以下は、簡単な距離測定プログラムの例です。

import RPi.GPIO as GPIO
import time

# 使用するGPIOピンの設定
analog_pin = 17

# GPIOの初期化
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(analog_pin, GPIO.IN)

try:
    while True:
        # アナログデータの読み取り
        analog_value = GPIO.input(analog_pin)

        # 距離の計算(適切な変換処理が必要な場合があります)
        distance_cm = analog_value * 2.54  # 仮の変換式

        # 結果の表示
        print(f"距離: {distance_cm:.2f} cm")

        # 1秒ごとに測定
        time.sleep(1)

except KeyboardInterrupt:
    pass

finally:
    GPIO.cleanup()

4. コードの実行と距離の確認

コードを実行し、Raspberry PiがGP2Y0A710Kから距離データを正しく読み取ることを確認します。適切な変換処理が必要な場合は、データシートや仕様書を参照してください。

これで、Raspberry PiにGP2Y0A710Kを接続し、簡単な距離測定を行うための基本的な手順が完了しました。このセンサーを活用して、さまざまなプロジェクトを構築することができます。