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Raspberry Piに「GP2Y0E03」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Raspberry Piは豊富なGPIOピンを備え、様々なセンサーやデバイスを制御するのに理想的なプラットフォームです。この記事では、赤外線距離センサー「GP2Y0E03」をRaspberry Piに接続し、距離を計測する方法について解説します。

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1. GP2Y0E03の概要

GP2Y0E03は、赤外線を利用して物体までの距離を非常に高い精度で測定できるセンサーです。アナログ出力を提供し、Raspberry Piのアナログ・デジタル変換機能を使って距離情報を取得できます。

2. GP2Y0E03の接続

GP2Y0E03は、通常、三つのピンがあります。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • Analog Out(白色または黒色): 距離情報をアナログで出力

これらを対応するRaspberry Piのピンに接続します。例えば、VCCをRaspberry Piの5Vに、GNDをGNDに、Analog OutをRaspberry Piのアナログ入力ピンに接続します。

3. Pythonコードの作成

Raspberry Piでは、Pythonを使ってGP2Y0E03を制御します。GPIOとADC(アナログ・デジタル変換)用のライブラリが必要です。以下は、距離を測定するための簡単なPythonスクリプトの例です。

import RPi.GPIO as GPIO
import time

# GPIOピンの設定
sensor_pin = 17

# GPIO初期化
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(sensor_pin, GPIO.IN)

try:
    while True:
        # GP2Y0E03からの距離データ読み取り
        distance = GPIO.input(sensor_pin)
        print(f"距離: {distance} cm")
        time.sleep(1)

except KeyboardInterrupt:
    pass

finally:
    GPIO.cleanup()

4. スクリプトの実行と確認

Pythonスクリプトを保存し、Raspberry Pi上で実行します。これにより、GP2Y0E03から得られる距離情報が表示されます。物体をGP2Y0E03に近づけたり遠ざけたりして、距離の変化を確認しましょう。

これで、Raspberry PiにGP2Y0E03を接続し、距離を計測するための基本的な手順が完了しました。この情報を利用して、自身のプロジェクトで利用することができます。