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Arduinoに「DHT22」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Arduinoは様々なセンサーを利用して環境データを取得するための優れたプラットフォームです。この記事では、温湿度センサー「DHT22」をArduinoに接続し、データを取得・制御する方法について解説します。

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1. DHT22センサーの概要

DHT22はデジタル温湿度センサーであり、高い精度で温度と湿度を同時に測定することができます。一般的に、3つの線があります。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • 信号線(白または黄色): データ送信用

2. DHT22の接続

DHT22をArduinoに接続するために、対応するピンにそれぞれ接続します。例えば、VCCを5Vに、GNDをGNDに、信号線をArduinoのデジタルピンに接続します。

3. Arduinoライブラリのインストール

DHT22をArduinoで使用するには、専用のライブラリが必要です。Arduino IDEを開いて、メニューから「スケッチ」 -> 「ライブラリをインクルード」 -> 「ライブラリを管理」を選択し、検索バーで「DHT」を入力して該当するライブラリをインストールします。

4. Arduinoコードの作成

次に、Arduino IDEでDHT22を制御するためのコードを書きます。

#include <DHT.h>

#define DHTPIN 2 // DHT22の信号線を接続したデジタルピン
#define DHTTYPE DHT22 // DHT22を使用する場合

DHT dht(DHTPIN, DHTTYPE);

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  dht.begin();
}

void loop() {
  delay(2000); // 2秒待つ

  float humidity = dht.readHumidity(); // 湿度を取得
  float temperature = dht.readTemperature(); // 温度を取得

  Serial.print("湿度: ");
  Serial.print(humidity);
  Serial.print("%, 温度: ");
  Serial.print(temperature);
  Serial.println("°C");
}

このコードでは、DHT22から湿度と温度を取得し、シリアルモニタに表示する例です。適宜、使用するピンや取得するデータを変更することができます。

5. コードのアップロードと確認

コードを書き終えたら、Arduinoにアップロードして動作を確認します。シリアルモニタに湿度と温度のデータが表示されれば、接続とプログラムは正しく動作しています。

以上で、ArduinoにDHT22を接続し、温湿度を取得・制御するための基本的な手順が完了しました。これを基にして、さまざまなセンサーやアクチュエーターと組み合わせて、様々なプロジェクトを実現することができます。