Arduinoに「HTU31」を接続し制御する

はじめに

Arduinoを使用して温湿度センサー「HTU31」を接続し、制御することで、環境の温湿度データを取得できます。この記事では、HTU31の接続方法とArduinoコードの作成について説明します。

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1. HTU31温湿度センサーの概要

HTU31は、高精度で信頼性のある温湿度センサーです。I2C通信を介してデータを送受信し、Arduinoなどのマイコンボードに接続することが可能です。測定結果はデジタル形式で取得でき、簡単に使いこなすことができます。

2. HTU31の接続

HTU31は、通常、4つのピンがあります。

• VCC（赤色）: 3.3Vの電源
• GND（茶色）: 接地
• SCL（緑色）: I2C通信のクロック
• SDA（青色）: I2C通信のデータ

これらを対応するArduinoのピンに接続します。例えば、VCCを3.3Vに、GNDをGNDに、SCLをA5（Analog 5）に、SDAをA4（Analog 4）に接続します。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開いて、HTU31を制御するためのコードを書きます。以下は、HTU31が接続されたI2Cアドレスが0x40だと仮定した例です。

#include <Wire.h>
#include <Adafruit_HTU31DF.h>

Adafruit_HTU31DF htu = Adafruit_HTU31DF();

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  if (!htu.begin()) {
    Serial.println("Couldn't find HTU31 sensor!");
    while (1);
  }
}

void loop() {
  delay(1000);
  float temperature = htu.readTemperature();
  float humidity = htu.readHumidity();

  Serial.print("Temperature: ");
  Serial.print(temperature);
  Serial.print(" °C, Humidity: ");
  Serial.print(humidity);
  Serial.println(" %");
}

このコードは、HTU31から温湿度データを読み取り、シリアルモニターに出力する例です。適宜、取得したデータを他の用途に活用することができます。

4. コードのアップロードと動作確認

書いたコードをArduinoにアップロードし、シリアルモニターを開いて温湿度データが正しく表示されるか確認します。データが正しく表示されれば、HTU31の接続と制御が成功しています。

これで、ArduinoにHTU31を接続し、環境の温湿度データを取得するための基本的な手順が完了しました。取得したデータを活用して、気象観測や自動制御プロジェクトを進めることができます。