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Arduinoに「KY-003」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Arduinoを使用してセンサーやアクチュエーターを制御することは、電子プロジェクトの醍醐味です。この記事では、Arduinoに接続して使用できる光感知センサーモジュール「KY-003」の接続と制御方法について解説します。

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1. KY-003センサーモジュールの概要

KY-003は、Arduinoと簡単に接続できる小型の光感知センサーモジュールです。このモジュールは、環境の明るさを検知し、その値をアナログ信号としてArduinoに送信します。光が当たると抵抗が変化し、それに応じてアナログ値が変動します。

2. KY-003の接続

KY-003をArduinoに接続するためには、3本の線があります。

  • AO(アナログ出力): アナログ信号を取得するためのピン
  • +(電源): 5Vの電源
  • -(GND): 接地

これらをArduinoに接続します。例えば、AOをアナログピンA0に、+を5Vに、-をGNDに接続することが一般的です。

3. Arduinoコードの作成

次に、Arduino IDEを開いてKY-003を制御するためのコードを書きます。

const int sensorPin = A0; // KY-003のアナログ出力ピン

void setup() {
  Serial.begin(9600); // シリアル通信の開始
}

void loop() {
  int sensorValue = analogRead(sensorPin); // アナログ値の読み取り
  Serial.println(sensorValue); // シリアルモニターにアナログ値を表示
  delay(500); // 0.5秒待つ
}

このコードは、KY-003から得られるアナログ値をシリアルモニターに表示する基本的な例です。

4. コードのアップロードと動作確認

コードを書き終えたら、Arduinoにアップロードし、シリアルモニターを開いてKY-003からのアナログ値が正しく表示されるか確認します。環境の明るさによってアナログ値が変化することが期待されます。

これで、ArduinoにKY-003を接続し、光感知センサーモジュールを使用するための基本的な手順が完了しました。このセンサーを活用して、環境の光の変化に反応する様々なプロジェクトを実現することができます。