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Arduinoに「MG996R」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Arduinoは様々なアクチュエーターと組み合わせて様々なプロジェクトを作成するのに適しています。この記事では、強力なサーボモーター「MG996R」をArduinoに接続し、制御する方法について詳しく解説します。

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1. MG996Rサーボモーターの概要

MG996Rは、高いトルクと耐久性を持つサーボモーターで、回転範囲は通常約180度です。MG996Rは、主にロボットやラジコンカー、カメラジンバルなどのプロジェクトで利用されます。Arduinoを使用することで、MG996Rを制御して特定の動作を実現できます。

2. MG996Rの接続

MG996Rは通常、三本のワイヤーを持っており、以下の通りです。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • 信号線(橙色または黄色): PWM信号

これらをMG996Rに対応するArduinoのピンに接続します。例えば、VCCを5Vに、GNDをGNDに、信号線をArduinoのデジタルピンに接続します。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開いて、MG996Rを制御するためのコードを記述します。以下は、MG996Rが接続されたデジタルピンが9番だと仮定した例です。

#include <Servo.h>

Servo mg996r;

void setup() {
  mg996r.attach(9); // MG996Rが接続されたデジタルピン
}

void loop() {
  mg996r.write(0); // 0度の角度に移動
  delay(1000);      // 1秒待つ
  mg996r.write(90); // 90度の角度に移動
  delay(1000);      // 1秒待つ
  mg996r.write(180); // 180度の角度に移動
  delay(1000);      // 1秒待つ
}

この例では、MG996Rを0度、90度、180度に順番に移動させます。適宜、動作させたい角度や待ち時間を変更できます。

4. コードのアップロードと動作確認

コードをArduinoにアップロードし、MG996Rが正しく動作するか確認します。アップロードが成功したら、MG996Rが指定した角度に移動するはずです。

これで、ArduinoにMG996Rを接続し、基本的な制御を行うための手順が完了しました。MG996Rを使用して、ロボットアームやカメラジンバルなどのプロジェクトを構築する際には、この基本的な制御を活用してください。