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Arduinoに「MH-Z14B」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

「MH-Z14B」は二酸化炭素(CO2)センサーであり、室内のCO2濃度を測定するのに利用されます。この記事では、ArduinoにMH-Z14Bを接続し、CO2濃度を制御する方法について解説します。

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1. MH-Z14Bセンサーの概要

MH-Z14Bは、赤外線光学原理を使用して二酸化炭素濃度を測定するセンサーです。このセンサーは、シリアル通信を介してデータを送受信し、Arduinoなどのマイコンボードと連携して使用されます。

2. MH-Z14Bの接続

MH-Z14Bは、通常、以下の4つのピンを備えています。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • RX(緑色または黄色): ArduinoのTXピンに接続
  • TX(青色または白色): ArduinoのRXピンに接続

これらを対応するArduinoのピンに接続します。シリアル通信を使用するため、RXとTXのピンは逆に接続することに留意してください。

3. Arduinoコードの作成

次に、Arduino IDEを開いてMH-Z14Bを制御するためのコードを書きます。

#include <SoftwareSerial.h>

SoftwareSerial mh_z14b(2, 3);  // RX, TXピン

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  mh_z14b.begin(9600);
}

void loop() {
  if (mh_z14b.available() > 0) {
    int co2Value = mh_z14b.read() * 256 + mh_z14b.read();
    Serial.print("CO2濃度: ");
    Serial.print(co2Value);
    Serial.println(" ppm");

    delay(2000);  // 2秒待つ
  }
}

このコードは、MH-Z14Bから受信したCO2濃度データをArduinoのシリアルモニターに表示する例です。適宜、データの処理や表示方法を変更することができます。

4. コードのアップロードと動作確認

最後に、書いたコードをArduinoにアップロードし、MH-Z14Bが正しく動作しているか確認します。アップロードが成功したら、シリアルモニターにCO2濃度が表示されるはずです。

これで、ArduinoにMH-Z14Bを接続し、室内のCO2濃度を制御するための基本的な手順が完了しました。このセンサーを活用して、室内の空気の品質をモニタリングするプロジェクトを進めることができます。