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Arduinoに「MICS-5524」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

「MICS-5524」は、一酸化炭素(CO)、メタン(CH4)、液化石油ガス(LPG)、プロパンガス(C3H8)、アンモニア(NH3)などのガスを検知するセンサーモジュールです。この記事では、ArduinoにMICS-5524を接続し、異常なガス検知時にアクションを起こすシステムを構築する手順について解説します。

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1. MICS-5524の概要

MICS-5524は、アナログ出力を備えたガスセンサーモジュールです。センサーには、異なるガスを検知するための専用のピンがあります。Arduinoを使ってこのセンサーを制御することで、特定のガスの検知やその他のセンサーとの連携が可能です。

2. MICS-5524の接続

MICS-5524をArduinoに接続する際には、4本の線があります。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • AO(アナログアウト): アナログ入力
  • DO(デジタルアウト): デジタル出力(異常検知などに使用)

これらを対応するArduinoのピンに接続します。VCCを5Vに、GNDをGNDに、AOをアナログ入力ピンに、DOをデジタル入力ピンに接続します。

3. Arduinoコードの作成

MICS-5524からのアナログ値を取得し、異常が検知された場合にはデジタルピンを通じてアクションを起こすArduinoのコードを作成します。以下は簡単な例です。

const int analogPin = A0; // AOピンがA0に接続されている場合
const int digitalPin = 2; // DOピンがデジタルピン2に接続されている場合

void setup() {
  pinMode(digitalPin, INPUT);
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  int analogValue = analogRead(analogPin);
  int digitalValue = digitalRead(digitalPin);

  Serial.print("Analog Value: ");
  Serial.println(analogValue);
  
  if (digitalValue == HIGH) {
    Serial.println("Gas detected! Take necessary action.");
    // ここに異常時のアクションを記述
  }

  delay(1000);
}

4. コードのアップロードと動作確認

Arduino IDEを使用してコードをアップロードし、MICS-5524からのセンサー値とデジタルピンの状態を監視します。異常が検知された場合、適切なアクションを追加してください。

これで、ArduinoにMICS-5524を接続し、異常なガス検知時にアクションを起こすシステムが構築できました。この基本的なシステムを拡張して、独自のプロジェクトやセンサー連携を行うことが可能です。