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Arduinoに「MPX5050」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

MPX5050は、圧力センサーとして知られるデバイスで、液体や気体の圧力を測定するのに利用されます。この記事では、ArduinoにMPX5050を接続し、圧力データを取得・制御する方法について解説します。

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1. MPX5050圧力センサーの概要

MPX5050は、特に気体圧力を測定するのに適したセンサーで、アナログ出力を提供します。このデバイスは、Arduinoなどのマイコンボードと組み合わせて使用され、気象観測、液体レベルの測定、気圧のモニタリングなどさまざまなプロジェクトに利用されます。

2. MPX5050の接続

MPX5050をArduinoに接続する際には、以下の4つのピンが重要です。

  • Vout(出力)
  • Vs(電源)
  • GND(接地)
  • AP(アナログ圧力)

これらのピンをMPX5050のデータシートに従ってArduinoの対応するピンに接続します。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを使用してMPX5050のデータを読み取り、利用するためのコードを作成します。以下は、MPX5050がアナログピンA0に接続されていると仮定した例です。

const int sensorPin = A0; // MPX5050の出力を接続したアナログピン

void setup() {
  Serial.begin(9600); // シリアル通信の初期化
}

void loop() {
  int sensorValue = analogRead(sensorPin); // アナログデータの読み取り
  float pressure = map(sensorValue, 0, 1023, 0, 100); // 0-100 kPaに変換

  Serial.print("圧力(kPa): ");
  Serial.println(pressure);

  delay(1000); // 1秒待つ
}

このコードは、MPX5050から読み取ったアナログデータを0から100 kPaの範囲に変換し、シリアルモニターに圧力の値を表示します。

4. コードのアップロードと動作確認

アップロードが成功したら、Arduinoのシリアルモニターを開き、MPX5050からの圧力データが正しく表示されることを確認します。これにより、MPX5050を利用して気体や液体の圧力をモニタリングする基本的なプログラムが完成します。

MPX5050のデータを活用して、温度や湿度など他のセンサーと組み合わせたり、制御アクションを追加したりして、様々なプロジェクトに応用することが可能です。