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Arduinoに「MPX5100」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Arduinoを使用して圧力センサー「MPX5100」を接続し、制御することで、気圧や水圧などの圧力をモニタリングできます。この記事では、MPX5100の基本的な接続とArduinoでの制御方法について解説します。

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1. MPX5100圧力センサーの概要

MPX5100は、気圧や水圧などの圧力を測定するためのセンサーです。アナログ出力を持ち、一般的に0から特定の範囲の圧力に対応した電圧を生成します。Arduinoを使ってこのセンサーを制御すれば、様々なプロジェクトで圧力データを利用できます。

2. MPX5100の接続

MPX5100は、通常3つのピンを持っています。

  • Vout(出力): アナログ出力
  • Vs(電源): 電源(通常5V)
  • GND(接地): 接地

これらを対応するArduinoのピンに接続します。Vsを5Vに、GNDをGNDに、Voutをアナログ入力ピンに接続します。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開いて、MPX5100を制御するためのコードを書きます。以下は、MPX5100が接続されたアナログピンがA0番だと仮定した例です。

const int pressureSensorPin = A0;

void setup() {
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  int sensorValue = analogRead(pressureSensorPin);

  // MPX5100の出力を圧力に変換する式を適用
  float pressure = (sensorValue / 1023.0) * 5.0;

  // シリアルモニタに圧力を表示
  Serial.print("Pressure: ");
  Serial.print(pressure);
  Serial.println(" kPa");

  delay(1000); // 1秒待つ
}

このコードは、MPX5100からのアナログ値を圧力に変換し、シリアルモニタに表示する基本的な例です。適宜、圧力範囲に合わせて変換式を調整することができます。

4. コードのアップロードと動作確認

Arduinoに書いたコードをアップロードし、MPX5100が正しく接続されている場合、シリアルモニタに圧力が表示されるはずです。

これで、ArduinoにMPX5100を接続し、圧力データを取得するための基本的な手順が完了しました。MPX5100を使用することで、気圧や水圧のモニタリングが可能になり、様々なプロジェクトで利用できます。