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Arduinoに「MPX5700」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Arduinoは様々なセンサーやアクチュエーターを制御するプラットフォームとして広く利用されています。この記事では、圧力センサー「MPX5700」をArduinoに接続し、制御する方法について解説します。

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1. MPX5700圧力センサーの概要

MPX5700は、気圧や液体の圧力を測定するためのセンサーです。このセンサーは、アナログ出力を持ち、Arduinoなどのマイコンボードと組み合わせて使用されます。MPX5700は、低圧から高圧まで様々な圧力範囲を測定することができます。

2. MPX5700の接続

MPX5700をArduinoに接続するためには、以下のように接続します。

  • Vout(出力): アナログ入力ピンに接続
  • Vs(電源): 5V電源に接続
  • GND(接地): 接地に接続

MPX5700はアナログセンサーなので、アナログ入力ピンに接続することが必要です。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開いて、MPX5700を制御するためのコードを記述します。以下は、簡単な例です。

const int pressureSensorPin = A0; // MPX5700の出力を接続したアナログピン

void setup() {
  Serial.begin(9600); // シリアル通信の開始
}

void loop() {
  int sensorValue = analogRead(pressureSensorPin); // アナログ値の取得
  float pressure = map(sensorValue, 0, 1023, 0, 100); // 圧力への変換
  Serial.print("圧力: ");
  Serial.print(pressure);
  Serial.println(" kPa");

  delay(1000); // 1秒待つ
}

このコードは、MPX5700から得られるアナログ値を圧力に変換し、シリアルモニターに出力します。MPX5700の出力値は圧力に比例するため、適切なキャリブレーションが必要です。

4. コードのアップロードと動作確認

コードをArduinoにアップロードし、シリアルモニターを開いてMPX5700からの圧力値が正しく表示されるか確認します。

これで、ArduinoにMPX5700を接続し、圧力センシングを行う基本的な手順が完了しました。MPX5700の出力を活用して、様々なプロジェクトやアプリケーションを開発することが可能です。