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Arduinoに「Trimble-Copernicus-II」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Trimble Copernicus IIは、GPS(Global Positioning System)を利用して位置情報を提供するモジュールです。この記事では、ArduinoとTrimble Copernicus IIを接続し、位置情報を取得する方法について解説します。

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1. Trimble Copernicus IIモジュールの概要

Trimble Copernicus IIは、GPS信号を利用して精密な位置情報を提供するモジュールであり、小型で使いやすい特徴があります。このモジュールは、シリアル通信を介してArduinoとデータのやり取りを行います。

2. 接続手順

Trimble Copernicus IIをArduinoに接続するためには、以下の手順を実施します。

  • VCC(赤色): 3.3Vの電源
  • GND(黒色): 接地
  • TX(白色): ArduinoのRXピンに接続
  • RX(緑色): ArduinoのTXピンに接続

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開き、以下のようなコードを記述します。

#include <SoftwareSerial.h>

SoftwareSerial gpsSerial(2, 3); // RX, TX

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  gpsSerial.begin(9600);
}

void loop() {
  if (gpsSerial.available() > 0) {
    char gpsData = gpsSerial.read();
    Serial.write(gpsData);
  }
}

このコードでは、SoftwareSerialライブラリを使用してArduinoのデジタルピン2と3をソフトシリアル通信に設定し、Trimble Copernicus IIからのデータを読み取ってシリアルモニターに表示します。

4. コードのアップロードと動作確認

コードをArduinoにアップロードし、Serial Monitorを開いてTrimble Copernicus IIからのデータが表示されることを確認します。正しく接続されていれば、GPSモジュールからの位置情報がリアルタイムで表示されるでしょう。

5. 位置情報の利用

取得した位置情報を活用するためには、NMEAフォーマットなどで送られてくるGPSデータを解析する必要があります。解析したデータから緯度経度などの情報を抽出し、他のプロジェクトやアプリケーションに組み込むことができます。

以上で、ArduinoとTrimble Copernicus IIの接続と基本的な制御に関する手順が完了しました。これをベースにして、位置情報を活用した様々なプロジェクトを実現することが可能です。