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Arduinoに「UM7」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

「UM7」は、慣性計測装置(IMU)で、加速度計、ジャイロスコープ、地磁気センサーを備えています。この記事では、Arduinoに「UM7」を接続し、制御する方法について解説します。UM7を使用することで、姿勢推定や動きの検出など様々なプロジェクトを実現することができます。

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1. UM7の概要

UM7は、小型で高性能なIMUで、シリアル通信を介してデータを送受信します。姿勢の推定や各種センサーデータを取得することができ、その情報をArduinoを使用して利用することが可能です。

2. UM7の接続

UM7をArduinoに接続するためには、シリアル通信が必要です。通常、UM7にはTX、RX、5V、GNDの4つのピンがあります。これらを対応するArduinoのピンに接続します。

  • TX: ArduinoのRXピンに接続
  • RX: ArduinoのTXピンに接続
  • 5V: Arduinoの5Vに接続
  • GND: ArduinoのGNDに接続

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを使用してUM7を制御するためのコードを作成します。以下は、シリアル通信を使ってUM7からデータを取得し、シリアルモニターに表示する簡単な例です。

#include <SoftwareSerial.h>

SoftwareSerial um7Serial(2, 3);  // RX, TX

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  um7Serial.begin(115200);
}

void loop() {
  if (um7Serial.available()) {
    char c = um7Serial.read();
    Serial.print(c);
  }
}

このコードでは、SoftwareSerialライブラリを使用してソフトウェアシリアル通信を開始し、UM7からのデータをシリアルモニターに表示しています。必要に応じてUM7のデータを解析し、プロジェクトに適した制御を追加することができます。

4. コードのアップロードと動作確認

アップロードが成功したら、ArduinoとUM7が正しく接続され、データがシリアルモニターに表示されるはずです。この状態でUM7を傾けたり動かしたりして、取得されるデータが変化することを確認します。

これで、ArduinoにUM7を接続し、基本的なデータ取得ができるようになりました。UM7のデータを活用して、様々なセンシングプロジェクトを実現するためには、取得したデータを適切に解析し、制御ロジックを追加する必要があります。