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Raspberry Piに「GP2Y0A21YK」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Raspberry Piはシングルボードコンピューターであり、多くの機能を搭載しています。この記事では、赤外線距離センサー「GP2Y0A21YK」をRaspberry Piに接続し、制御する方法について解説します。

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1. GP2Y0A21YKの概要

GP2Y0A21YKは、赤外線を利用して物体までの距離を測定するセンサーです。アナログ出力を通じて距離情報を提供し、非常に小型で使いやすい特徴があります。Raspberry Piと組み合わせて利用することで、様々なプロジェクトに活用できます。

2. GP2Y0A21YKの接続

GP2Y0A21YKは、通常、三つの線があります。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • アナログ出力(黒または白): 測定結果のアナログ信号

これらを対応するRaspberry PiのGPIOピンに接続します。例えば、VCCを5Vに、GNDをGNDに、アナログ出力をRaspberry Piのアナログ入力ピンに接続します。

3. Pythonコードの作成

Raspberry PiでGP2Y0A21YKを制御するためには、Pythonを使用します。以下は、簡単な例です。

import RPi.GPIO as GPIO
import time

# 使用するGPIOピン
pin_analog = 17

# GPIOの初期化
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(pin_analog, GPIO.IN)

try:
    while True:
        # アナログ出力の値を読み取り
        analog_value = GPIO.input(pin_analog)

        # 距離に変換(適切な変換式を使用する)
        distance_cm = 10 / (analog_value + 0.1)

        # 結果を表示
        print("Distance: {:.2f} cm".format(distance_cm))

        # 1秒ごとに測定
        time.sleep(1)

except KeyboardInterrupt:
    # キーボード割り込みがあればGPIOピンの設定をクリア
    GPIO.cleanup()

4. コードの実行と距離の取得

コードをRaspberry Piに保存し、実行します。これにより、GP2Y0A21YKが測定した距離がコンソールに表示されます。適切な変換式を使用してアナログ出力を距離に変換することが重要です。

これで、Raspberry PiにGP2Y0A21YKを接続し、Pythonコードを使用して距離を取得する基本的な手順が完了しました。この情報を活用して、様々なプロジェクトやアプリケーションを開発することができます。