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Raspberry Piに「MPX5100」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Raspberry Piは豊富なGPIOピンを備えたシングルボードコンピュータであり、様々なセンサーやデバイスを制御するのに適しています。この記事では、圧力センサー「MPX5100」をRaspberry Piに接続し、制御する方法について解説します。

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1. MPX5100圧力センサーの概要

MPX5100は、圧力を測定するためのセンサーで、アナログ出力を提供します。一般的に、0〜5Vの範囲で圧力値を出力し、Raspberry Piなどのデバイスでその値を読み取ります。このセンサーは、気圧の測定や高度の推定などに利用されます。

2. MPX5100の接続

MPX5100をRaspberry Piに接続するには、いくつかの配線が必要です。

  • Vout(赤色): アナログ読み取りピン(例: GPIOピン)
  • Vs(白色または黄色): 5V電源
  • GND(黒色または青色): 接地

これらをMPX5100のピンに接続し、適切なGPIOピンにVoutを接続します。

3. Pythonコードの作成

Raspberry PiでMPX5100を制御するために、Pythonスクリプトを作成します。以下は、MPX5100が接続されたGPIOピンが17番だと仮定した例です。

import RPi.GPIO as GPIO
import time

GPIO.setmode(GPIO.BCM)

# MPX5100が接続されたGPIOピン
sensor_pin = 17

def read_pressure():
    # アナログ値を読み取る
    analog_value = GPIO.input(sensor_pin)
    
    # アナログ値を圧力に変換(適切な変換式を適用)
    pressure = analog_value * 5.0 / 1023.0
    
    return pressure

try:
    while True:
        pressure_value = read_pressure()
        print(f"圧力値: {pressure_value} V")
        time.sleep(1)

except KeyboardInterrupt:
    GPIO.cleanup()

4. スクリプトの実行と確認

コードをRaspberry Piに保存し、ターミナルでスクリプトを実行します。

python your_script_name.py

実行すると、MPX5100から読み取った圧力値が表示されます。

これで、Raspberry PiにMPX5100を接続し、簡単な制御を行うための基本的な手順が完了しました。MPX5100のデータを利用して、気圧や高度の計測など、様々なアプリケーションを開発することが可能です。