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Raspberry Piに「MPX5700」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Raspberry Piは豊富なGPIOピンを備え、様々なセンサーを接続しデータを取得することができます。この記事では、気圧センサー「MPX5700」をRaspberry Piに接続し、制御する方法について解説します。

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1. MPX5700気圧センサーの概要

MPX5700は、気圧センサーとして広く使用されています。このセンサーは、気圧の変化をアナログ電圧信号として出力します。Raspberry Piに接続して使用することで、大気圧や高度などの気象情報を取得することが可能です。

2. MPX5700の接続

MPX5700は通常、4つのピンがあります。

  • VOUT: アナログ電圧出力
  • VCC: 供給電圧(通常5V)
  • GND: 接地
  • NC: 使用しないピン(Not Connected)

これらのピンをRaspberry PiのGPIOピンに接続します。VOUTはRaspberry Piのアナログ入力ピンに接続するか、ADC(アナログ・デジタル・コンバーター)を介してデジタルピンに接続します。

3. Raspberry Piコードの作成

Raspberry Pi上でPythonスクリプトを使ってMPX5700を制御します。以下は、Raspberry Pi上で動作する基本的なサンプルコードです。

import RPi.GPIO as GPIO
import time

# GPIOピンの設定
VOUT_PIN = 17  # 例: GPIO17ピンにVOUTを接続

def read_pressure():
    # GPIOの初期化
    GPIO.setmode(GPIO.BCM)
    GPIO.setup(VOUT_PIN, GPIO.IN)

    try:
        # VOUTからアナログ値を読み取る(適切な処理が必要)
        analog_value = 0  # ここにアナログ値を読み取るコードを追加

        # アナログ値を気圧に変換する処理(適切な処理が必要)

        print("気圧: {} hPa".format(pressure))
    
    finally:
        # GPIOのクリーンアップ
        GPIO.cleanup()

# メインの実行部分
if __name__ == "__main__":
    read_pressure()

このコードは、MPX5700から読み取ったアナログ値を気圧に変換し、結果をコンソールに表示します。アナログ値から気圧への変換には、MPX5700のデータシートを参照してください。

4. コードの実行と確認

コードをRaspberry Pi上で実行し、MPX5700から取得した気圧データを確認します。この情報は、気象観測や高度の計測など、様々なプロジェクトに活用することができます。

これで、Raspberry PiにMPX5700を接続し、基本的な制御を行うための手順が完了しました。さらに、この基本的なプロジェクトを拡張して、様々な用途に活かすことができます。