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Raspberry Piに「MQ-2」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Raspberry Piは高い拡張性と低コストながら豊富な機能を備えたシングルボードコンピュータです。この記事では、気体センサー「MQ-2」をRaspberry Piに接続し、制御する方法について解説します。

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1. MQ-2センサーの概要

MQ-2は、煙、メタン、プロパン、一酸化炭素などの気体を検出するためのセンサーモジュールです。Raspberry Piと組み合わせることで、室内の空気品質をモニタリングするなど様々な用途に利用できます。

2. MQ-2の接続

MQ-2センサーには、通常、4本のピンがあります。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • AOUT(青色): アナログ出力(検出された気体の濃度に対応するアナログ電圧)
  • DOUT(黄色): デジタル出力(気体の検出が閾値を超えた場合にデジタル信号を出力)

これらをRaspberry PiのGPIOピンに接続します。VCCを3.3Vピンに、GNDをGNDピンに、AOUTとDOUTを任意のGPIOピンに接続します。

3. Pythonコードの作成

Raspberry PiでMQ-2を制御するには、Pythonコードを使用します。以下は、簡単な例です。

import RPi.GPIO as GPIO
import time

GPIO.setmode(GPIO.BCM)

DOUT_PIN = 17  # DOUTピンをGPIO17に接続した場合
GPIO.setup(DOUT_PIN, GPIO.IN)

try:
    while True:
        if GPIO.input(DOUT_PIN) == GPIO.LOW:
            print("Gas detected!")
        else:
            print("No gas detected.")
        
        time.sleep(1)

except KeyboardInterrupt:
    GPIO.cleanup()

このコードは、MQ-2からのデジタル信号を監視し、ガスが検出されるとメッセージを表示します。適宜、ピン番号や表示メッセージを変更することができます。

4. コードの実行と動作確認

Pythonコードを保存し、Raspberry Pi上で実行します。センサーにガスが近づくと、検知メッセージが表示されるはずです。

これで、Raspberry PiにMQ-2を接続し、簡単な制御を行うための基本的な手順が完了しました。MQ-2を使用して実際のプロジェクトに応用することで、室内の安全性や空気品質のモニタリングが可能です。