Arduinoに「MB7052-100」を接続し制御する

はじめに

Arduinoを使用して超音波距離センサー「MB7052-100」を接続し、制御する方法について解説します。このセンサーは、超音波を発信し、その反射波から対象までの距離を測定することができます。これを利用して、Arduinoで様々なプロジェクトを実現することが可能です。

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1. MB7052-100の概要

MB7052-100は超音波センサーで、水平方向におおよそ5cmから765cmまでの範囲で距離を非常に高い精度で測定できます。このセンサーは、非接触で物体までの距離を知るのに適しており、ロボットや自動制御システムで広く使用されています。

2. MB7052-100の接続

MB7052-100の接続には4つのピンがあります。

• VCC（赤色）: 5Vの電源
• GND（茶色）: 接地
• AN（白色）: アナログ出力（距離のアナログ値）
• TX（緑色）: トリガ信号

これらのピンを対応するArduinoのピンに接続します。例えば、VCCを5Vに、GNDをGNDに、ANをアナログピンに、TXをデジタルピンに接続します。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開いて、MB7052-100を制御するためのコードを書きます。以下は、MB7052-100が接続されたアナログピンがA0番、デジタルピンが2番だと仮定した例です。

const int analogPin = A0; // MB7052-100のアナログ出力ピン
const int triggerPin = 2; // MB7052-100のトリガピン

void setup() {
  pinMode(triggerPin, OUTPUT);
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  digitalWrite(triggerPin, LOW);
  delayMicroseconds(2);
  digitalWrite(triggerPin, HIGH);
  delayMicroseconds(10);
  digitalWrite(triggerPin, LOW);

  int distance = pulseIn(analogPin, HIGH) / 58; // マイクロ秒をセンチメートルに変換
  Serial.print("Distance: ");
  Serial.print(distance);
  Serial.println(" cm");
  delay(500); // 0.5秒待つ
}

このコードは、MB7052-100からの距離データを取得し、シリアルモニターに表示するシンプルな例です。

4. コードのアップロードと動作確認

書いたコードをArduinoにアップロードし、シリアルモニターを開いて距離の値が正しく表示されるか確認します。物体をセンサーに近づけたり遠ざけたりして、正確な距離が取得されることを確認しましょう。

これで、ArduinoにMB7052-100を接続し、超音波センサーを制御するための基本的な手順が完了しました。このセンサーを利用して、障害物回避ロボットや距離測定装置などのプロジェクトを作成することができます。