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Arduinoに「MQ-4」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Arduinoを使用してガスセンサー「MQ-4」を接続し、ガスの検知と制御を行うことは、実世界のさまざまなプロジェクトにおいて重要です。この記事では、MQ-4をArduinoに接続し、ガスの検知と簡単な制御手順について解説します。

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1. MQ-4ガスセンサーの概要

MQ-4は、メタン、プロパン、煙、一酸化炭素などの可燃性ガスを検知するためのガスセンサーモジュールです。このセンサーは、アナログ信号を使用して検知結果を提供し、Arduinoなどのマイコンボードと組み合わせて使用されます。

2. MQ-4の接続

MQ-4センサーは、一般的に以下のピンを持っています。

  • VCC(赤色): 5Vの電源
  • GND(黒色): 接地
  • AO(アナログアウト): アナログ信号出力
  • DO(デジタルアウト): デジタル信号出力

これらのピンを対応するArduinoのピンに接続します。VCCを5Vに、GNDをGNDに、AOをアナログ入力ピンに接続します。

3. Arduinoコードの作成

Arduino IDEを開いて、MQ-4センサーを制御するためのコードを作成します。以下は、MQ-4が接続されたアナログピンがA0だと仮定した例です。

const int MQ4_AO = A0; // MQ-4のアナログアウトピン

void setup() {
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  int sensorValue = analogRead(MQ4_AO); // アナログ入力から値を読み取る
  Serial.print("MQ-4 Sensor Value: ");
  Serial.println(sensorValue);

  // センサー値に基づく制御ロジックを追加
  if (sensorValue > 500) {
    Serial.println("ガスを検知しました!");
    // ここにガス検知時のアクションを追加
  }

  delay(1000); // 1秒待つ
}

このコードでは、アナログ入力から読み取った値をシリアルモニターに表示し、ガスを検知した場合にメッセージを出力します。必要に応じて、検知した際のアクションを追加できます。

4. コードのアップロードと動作確認

最後に、書いたコードをArduinoにアップロードし、MQ-4が正しく動作しているか確認します。ガスを近づけたり離したりして、センサー値が変動することを確認できれば、正しく接続されている可能性が高いです。

これで、ArduinoにMQ-4を接続し、ガスセンサーを制御する基本的な手順が完了しました。MQ-4の利用は、室内のガス検知やセキュリティプロジェクトに応用できます。