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Raspberry Piに「BMP180-」を接続し制御する

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    Shou Kawakami / 川上翔
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はじめに

Raspberry Piはシングルボードコンピュータで、様々なプロジェクトに利用されています。この記事では、気圧センサーである「BMP180」をRaspberry Piに接続し、Pythonを用いて制御する方法について解説します。

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1. BMP180の概要

BMP180は気圧センサーで、大気圧と温度を測定することができます。I2C通信を使用してデータを取得することができ、Raspberry Piなどのシングルボードコンピューターと組み合わせて気象観測や高度計の製作などに利用されます。

2. BMP180の接続

BMP180は通常、4つのピンがあります。

  • VCC(赤色): 3.3Vの電源
  • GND(茶色): 接地
  • SDA(データ): I2C通信のデータライン
  • SCL(クロック): I2C通信のクロックライン

これらをRaspberry Piに接続します。Raspberry PiのGPIOピンに対応するピンに接続しましょう。

3. 必要なライブラリのインストール

BMP180をRaspberry Piから制御するには、Python用のライブラリをインストールする必要があります。ターミナルで以下のコマンドを実行して、ライブラリをインストールします。

sudo pip install adafruit-circuitpython-bmp

4. Pythonコードの作成

BMP180をRaspberry Piで制御するPythonコードを作成します。以下は、BMP180から気圧と温度を取得する例です。

import time
import board
import adafruit_bmp.BMP085

i2c = board.I2C()
bmp180 = adafruit_bmp.BMP085.BMP085(i2c)

while True:
    pressure = bmp180.pressure
    temperature = bmp180.temperature

    print("Pressure: {0} hPa".format(pressure))
    print("Temperature: {0} C".format(temperature))

    time.sleep(1)

5. コードの実行と確認

コードを保存し、ターミナルで実行します。

python your_script_name.py

すると、BMP180から取得した気圧と温度が表示されるはずです。

これで、Raspberry PiにBMP180を接続し、Pythonを用いてセンサーを制御する基本的な手順が完了しました。BMP180のデータを用いて気象情報の取得や高度計の開発など、様々なプロジェクトに応用することができます。